従来のUVB(中波紫外線)照射装置は290~320nm(ナノメートル)の波長(ブロードバンドUVB)を照射して、乾癬をはじめとする慢性の皮膚炎に用いられてきました。これに対しナローバンドUVBは治療効果の高いきわめて狭い波長の紫外線311~312nmを照射する装置を使用した治療法です。ソラレンなどの紫外線吸収剤の内服や外用が必要なく、日常生活での制限もありません。また、副作用も少なく治療は短時間で済みます。乾癬のほか、掌蹠膿疱症,アトピー性皮膚炎,白斑,脱毛症などにも効果が期待できます。
ナローバンドUVB